最近の住宅事情のせいなのか、生活の中に家具があることが少なくなり、
インテリア好きの私たちは
少し淋しい気持ち。
たとえば、レストランに入った時、何か良い雰囲気と感じるのはなぜ?
隅に置かれたチェスト、壁に掛けられた絵、ほのかな灯り、ガラス瓶の小さな花、聴いたことのない音楽、自分では作れないお料理の匂い。
それはこれから始まるワクワク感、計算しきれない、微妙なニュアンスの積み重ね。
季節のものやヘンチクリンなオブジェで模様替えしてみたり、そんな風に無駄な事を楽しむとき、アンティーク家具はモノガタリを創り出す。活躍する。置く場所や敷物なんかで、存在をガラリと変える。
すべての人がそこに重きを置くわけではないけど、それで単調な日々の作業や、気持ちが持ちこたえられる時もある。とりわけ女の人は、日常の些細なことに喜びを見つける名人だから。
 
写真は、寝室で使っているウォッシュスタンド。脇についているタオルバーにはネクタイ。
上の引き出しには靴下、下には貰った手紙や誕生日のカード、それから便箋と葉書が入っている。
ガラス絵のお皿、ゆきさんの絵、パコさんのウリボ-、シリンダーのオルゴールなどを乗せて・・・・・

 

 

カテゴリー: 日記(yasuko)